国語科系学習かるたの代表格は四字熟語かるた。
四字熟語はカルタに馴染みやすいだけでなく、中学受験・高校受験・大学受験などの各種受験に役立つ内容も含まれているため、実に多くのものが発売されている(ただし、本当に学習効果が期待できるものはほんの一握りというのが現状)。
四字熟語かるた以外にも、以下の国語科系かるたが発売されています。
学習度★★☆☆☆
難易度★★☆☆☆
総合評価★★☆☆☆
読み札にことわざを記載。このことわざに対応する取り札(絵札)を取る仕組み。
取り札には、そのことわざを連想させる絵柄が描かれている。また、例えば「濡れ手で粟」ということわざの場合、取り札にはこのことわざの頭文字である「ぬ」も記載されています。
取り札の裏には、ことわざの意味・例文・対義語・類義語を記載。
典型的な「いろはかるた」型のカルタであり、ことわざの頭文字が「あいうえお」から始まって「や・ゆ・よ・わ」までの44個のことわざを収録。
必然的に、例えば「鉄は熱いうちに打て」ということわざを収録した場合、「天に唾する」や「出る杭は打たれる」といった重要なことわざが収録から外れる点が残念。非常にもったいないといえます。
もちろん、お子さんに対してことわざに興味をもってもらい、今後の学習の意欲を植えつけることは大いに可能。
学習度★★☆☆☆
難易度★☆☆☆☆
総合評価★★☆☆☆
慣用句かるたということであるが、内容的には上記ことわざカルタと仕組みは同じです。この慣用句カルタの「いろはかるた」型であり、44個の慣用句を収録。
数ある有益な慣用句のうち、44個の慣用句しか学べないのが残念。
学習度★★☆☆☆
難易度★★☆☆☆
総合評価★★☆☆☆
この商品も学研の「○○常識シリーズ」の国語版。
したがって、上記■ことわざかるた「国語常識シリーズ」と同様の欠点があてはまります。
そもそもこの学研の「○○常識シリーズ」は他社の開発した商品と仕組みが酷似しており、内容は学研の辞書や図鑑から転載してきたかのような教科書的な内容のものばかり。開発の理念なども感じさせず、特に国語常識シリーズはオリジナリティがないのは非常に残念。
学研のことわざかるた同様、お子さんに慣用句に興味を持ってもらえれば成功。
社会科系学習かるたは、さらに(ⅰ)地理系学習かるたと(ⅱ)歴史系学習かるたに分けられる。
(ⅰ)地理系学習かるた
(ⅱ)歴史系学習かるた